泌尿器科

前立腺肥大症

疾患概要

前立腺は男性にしかない生殖器の一つで、膀胱の真下、尿道を取り巻くように存在するクルミ大の臓器で、前立腺液といわれる精液の一部を作り、精子に栄養を与えたり、精子を保護する役割を持っています。その前立腺が大きくなり尿道を圧迫することによって、次のような様々な症状を来たす疾患です。
主に高齢の男性に多く見られます。

症状

  • 排尿困難
  • 尿勢が弱い
  • 残尿感
  • 頻尿

検査・診断

直腸からの触診、エコー、尿流量測定

治療

まずは内服薬にて治療を行い、どの程度症状が改善するかを評価し、必要であれば内服薬の追加や変更、更には手術療法を検討します。

泌尿器科

高野 雄一

骨盤内にある膀胱や前立腺の近くには直腸があります。これらは同じ神経に支配されているため、排便障害を起こす人の3割は排尿障害も合併します。大腸肛門の専門病院にある当泌尿器科では、大腸肛門の機能に関する治療とあわせてこうした排泄障害に対処し、高齢者に起きやすい泌尿器の病気全般に対する診療を行っています。

泌尿器科部長

高野 雄一 (たかの ゆういち)