肛門科

血栓性外痔核

疾患概要

肛門にスポーツや便秘などの負担がかかることで発症する場合が多く、肛門周囲の血液の流れが悪くなり、血管内に血栓と呼ばれる血液の塊(血まめ)を形成し腫れていぼ状になったもので、頻度の高い肛門疾患です。

症状

痛み・腫脹、自壊すると出血

検査・診断

肛門診察(視診)

治療

ほとんどの場合は鎮痛剤や腫脹を抑える薬の内服並びに軟膏・座薬で改善します。痛みが強いときや大きいものは手術(外来での局所麻酔下での手術)で切開し血栓を除去します。
痛みで排便困難を伴う場合などは緩下剤(便を軟らかくする薬)で便通の調整を行います。1週間程度で痛みはとれ、血栓が完全に吸収されて消えるのには、1カ月程度かかる場合もあります。

肛門科

辻 順行

大腸肛門の専門病院の中核となる診療科として、肛門のあらゆる疾患について診断・治療をいたします。
4つのセンターとの強固な協力体制の下、3大肛門疾患である痔核、痔瘻、裂肛のほか、直腸肛門周囲膿瘍や坐骨直腸窩痔瘻、骨盤直腸窩痔瘻などの深部痔瘻、再発痔瘻、直腸脱、フルニエ症候群、クローン病に関係した痔瘻、肛門狭窄、手術後の後遺症などあらゆる難治性肛門疾患の治療を積極的に行っています。

副院長

辻 順行 (つじ よりゆき)