肛門科

肛門周囲(皮膚)炎

疾患概要

肛門周囲の皮膚がただれる病気です。

症状

  • かゆみ
  • 痛み
  • 熱感

肛門の皮膚が荒れてくると浅い切れ痔状態になり、痛かゆさが増します。

原因

機械的刺激(下着のこすれ)などによる接触性の皮膚炎や内痔核の脱出により腸液が肛門周囲皮膚に付着しただれることが原因となります。またカンジダなどのカビ(真菌)、インキン・タムシ(股部白癬症)が原因の場合もあります。

検査・診断

肛門視診で判断します。真菌が疑われる場合は培養検査を行うことがあります。

治療

まず原因の除去が必要です。そして湿疹に対する軟膏を塗布しますが、カンジダなどの真菌が可能性として考えられた場合は、真菌を治療する軟膏が必要です。

肛門科

辻 順行

大腸肛門の専門病院の中核となる診療科として、肛門のあらゆる疾患について診断・治療をいたします。
4つのセンターとの強固な協力体制の下、3大肛門疾患である痔核、痔瘻、裂肛のほか、直腸肛門周囲膿瘍や坐骨直腸窩痔瘻、骨盤直腸窩痔瘻などの深部痔瘻、再発痔瘻、直腸脱、フルニエ症候群、クローン病に関係した痔瘻、肛門狭窄、手術後の後遺症などあらゆる難治性肛門疾患の治療を積極的に行っています。

副院長

辻 順行 (つじ よりゆき)