#かゆみ の記事一覧

  • おしりのはなし

    痔瘻(痔ろう / 俗称:あな痔)

    肛門の周囲に膿がたまる肛門周囲膿瘍が破れて(切開して)膿の管ができた状態です。肛門の周りの小さな穴から膿が出たり、湿疹ができたり、かゆみや痛みを伴うことがあります。原則として自然治癒は少なく、治すには手術が必要となります。
    膿の管は勝手にあるわけではなく、ちゃんとしたルールをもって広がっています。その入口は肛門と直腸との境にある波形の歯状線といわれる所の凹みの部分にあり、これを痔瘻の原発口あるいは一次口とよびます。そこから括約筋を貫いて肛門のまわりに開口します。これが外口、あるいは二次口とよばれるものです。その間にある膿の管を瘻管といいます。原発口はもともと肛門腺の開口部で、そこが化膿して膿の管ができるのです。
    痔瘻の中には、肛門のまわりに開口しないで奥の方へと進んで直腸のまわりに広がったり、直腸の中へ破れているものもあります。

  • おしりのはなし

    毛巣瘻(もうそろう) 毛巣洞(もうそうどう)

    肛門の後ろ(背中側)のお尻の割れ目に炎症をおこして膿(うみ)がたまる病気です。膿のたまるところに毛が入っていることが多いことからこの名前が付いています。毛深い若い男性に多い病気です。

  • おしりのはなし

    粘膜脱症候群

    肛門で奥の直腸前方の粘膜が排便によって刺激され、粘膜炎を起こし、それが次第に大きくなり塊状になって排便を妨げます。

  • おしりのはなし

    直腸脱(完全直腸脱、不顕性直腸脱)

    肛門から直腸壁全層が脱出する病気です。高齢の女性に多く、ひどくなると10cm以上脱出することもあります。筋層を伴って脱出する完全直腸脱と肛門から粘膜のみの脱出を認める不完全直腸脱(直腸粘膜脱)、肛門から脱出を認めない不顕性直腸脱(直腸重積)の3つに分類されます。不顕性直腸脱は直腸が下垂するが肛門の外には脱出せず、直腸内に止まり、直腸の壁が二重になるものです。

  • おしりのはなし

    肛門周囲(皮膚)炎

    肛門周囲の皮膚がただれる病気です。

  • おしりのはなし

    スキンタグ

    いぼ痔や切れ痔による炎症の腫れが引いた後、肛門のまわりに皮膚のたるみができた状態です。できものとして感じることもあります。

  • おしりのはなし

    尖圭コンジローマ

    尖圭コンジローマは、性器や肛門のまわりにイボができる病気です。接触によって感染し、性交などによって感染する性感染症の一つです。

  • おしりのはなし

    膿皮症(臀部膿皮症)

    臀部膿皮症(でんぶのうひしょう)とは、肛門周囲の皮膚の下が化膿(かのう)する病気です。

  • 泌尿器などのはなし

    性行為感染症

    以前は梅毒、淋病、軟性下疳、鼠経リンパ肉芽腫(第4性病)の4つを性病としていましたが、最近は性的な接触で感染する色々な疾患を性行為感染症とされています。