おなかのはなし一覧

  • おなかのはなし

    クローン病

    クローン病(Crohn’s Disease / 頭文字をとって「CD」という略称も使われます。)は、主として若年層に発生する腸疾患で、小腸や大腸の粘膜に潰瘍(かいよう)を生じたり、凹凸を生じたりしますが、病変がとびとびに現われるのが特徴です。病名は、1932年に最初にこの病気を報告した医師、バーリル・B・クローン博士にちなんで名づけられました。
    クローン病は病変の部位によって大腸小腸クローン・大腸クローン・小腸クローンに分類され、それぞれに応じた治療が行われます。

  • おなかのはなし

    機能性ディスペプシア

    原因となる疾患がないのにも関わらず、慢性的に胃の症状が続く状態です。胃十二指腸の運動障害や胃が適切に膨らまずに、上腹部の膨満感を感じます。

  • おなかのはなし

    虫垂炎

    急性虫垂炎とは大腸の盲腸と呼ばれる部分についている虫垂(5~10cmで指サック様)に便などがたまり、炎症を起こす病気です。30人に1人が罹患します。

  • おなかのはなし

    胆石症

    胆石症とは胆嚢(たんのう)のなかに石ができる病気です。日本人では10~20人に1人ぐらいの割合で胆石が発生します。また、女性は男性の2倍の発生率があります。近年、食生活の欧米化に伴ってその発生率はさらに増加してきており、年間約10万人の方が胆石症と診断されています。

  • おしりのはなし
    おなかのはなし
    泌尿器などのはなし

    骨盤内蔵機下垂・骨盤臓器脱

    骨盤内の臓器、例えば膀胱や子宮・直腸などの臓器が下がり、外に脱出するようになります。悪化すると、この3つの臓器が全部脱出することもあります。

  • おなかのはなし

    過敏性腸症候群(IBS)

    長年にわたり「便秘・下痢・腹痛」などの症状を繰り返しながら、しかもいろいろ検査をしても大腸に潰瘍や炎症などが見られず、腸の動きや働きに異常が現れる疾患です。「腹痛があり、最近3ヶ月は平均して少なくとも週に1日あり、その腹痛が排便と関連したり、腹部の症状の始まりが排便の回数や便の硬さの変化から現れる」などと定義されており、生活習慣、体質、心理的因子などさまざまな因子が関係しておこると考えられています。
    当院の調査では16.5%、つまり6人に1人の割合で過敏性腸症候群の方がいることが確認されています。諸外国の調査や国内の調査でも同様の結果で14~22%とされており、特別な病気ではなく多くの人が経験しているということを表しています。尚、過敏性腸症候群の症状を持ちながらも病院を受診せず放置している方が2人に1人で、病院を受診される方は6~7人に1人でした。過敏性腸症候群と似たような症状でも、腸に炎症があったりすることもありますので、まずは医療機関を受診して、正しい診断を受けることが大切です。
    症状によって、便秘型と下痢型、この二つを合わせた便秘と下痢を繰り返す交替型(混合型)の3つのタイプに分けられます。

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